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クマ対応出前講座

現在、山形県では「クマ出没警報」が発令されており、発令期間が11月30日まで延長されています。高松小学区でも9月にクマが目撃されています。発見場所は、児童の通学路でもあることから、翌日の登下校は、緊急対応として、保護者に車による送迎をお願いしました。しかし、万が一児童がクマに遭遇してしまった時に備え、10月7日(火)の朝会で、山形県保健福祉環境部環境課の大久保課長さんにお越しいただき、クマと遭遇した時の対応について、実演を交えながら説明していただきました。

 

~大久保課長さんのお話より~

クマは、匂いや音(特に高音)に敏感です。基本的に憶病で人がたくさんいるところにはよってきませんが、好奇心が強く、「これは何だろう?」と物に近づいて確認することがよくあるそうです。普通は植物食中心で果実、木の実、草などを食べていますが、今年はエサ不足から人里に出没する回数が増えています。日の出・日没前後の活動が活発です。今年は、人里に来たクマが、周囲が騒がしいと草むらや林、空き家に身を潜めて、夜静かになってから移動した例が確認されています。学習能力は高く、学習したことはずっと覚えていて、子熊にも教えるそうです。ですから、一度人を襲ったクマは非常に危険だそうです。

クマと遭遇した場合は、大声を出したり騒いだりすると、クマが驚いて興奮し、攻撃してくる可能性があるそうです。また、背中を見せて逃げると、クマは追う習性があるそうです。クマは時速40~50キロで走ることができます。そのため、「襲うなよ」とクマの方を見て、静かにゆっくりと後ずさりして距離をとることが大事です。そして近くの家などに助けを求めてください。ランドセルなど身に着けている物を捨て、クマの注意をそちらに向けさせるのも、時間を稼ぐのに有効だそうです。もしクマに襲われたときは、地面に伏せて顔を隠し、首の後ろで両手を組みガードし急所を守ることが第一ということでした。

山形新聞に記事が掲載

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